舞蝶.・。*
外に出ると、女がいっぱい寄ってきた。
あたしは慌ててリムジンに乗り込んだ。
「ねぇ。あたし。本当に男に見える?」
「ええ。さっきはとってもカッコ良かったです」
「なんかヤだな~…。女の子傷つけちゃったし…」
執事はクスっと笑って「きっと大丈夫ですよ」と言った
「ねぇ。進んでなくない?どうかしたんですか?」
「いやぁ~。道端で乱闘が起きてるみたいなんですよ。迷惑ですね~」
マジかよ・・・。
「あたし。行ってくる」
「分かりました。では私も」
執事は付いてきた。
集まってる女の子たちがあたしを見るなり黄色い歓声をあげる
真ん中で、族同士の乱闘が起こってた。
あたしはそいつらに向かって言った
「ねぇ。邪魔。他の所でやってくれない?」
あたしが言うと、男達があたしを睨む。
「何?ウザいんだけど」
「邪魔」
あたしが言うと、拳を振り落としてきた奴ら。
あたしは1人の拳を片手で受けとめて、1人のお腹を蹴り飛ばした。
そして1人の腹を打つ。
一瞬の事に男達は青ざめてる。
「邪魔って言ってるんだけど?
聞こえない?それとも気絶させなきゃ分かんない?」
男達は顔を青ざめて、仲間を背負って逃げて行った。
周りから拍手が送られる。
女の子たちはあたしに何かを押しつけて逃げて行った。
な、何?