胡蝶蘭
「とにかく、イツキはあたしの。」
「偉槻は了承してんのかよ。」
してたらあたしの存在はなんなんだ。
「好きって、言われたことあんの?」
茉理子は一瞬怯んだが、髪を掻き上げて言った。
「言われたことはないわ。
偉槻ってそういう人じゃない。」
思わず誓耶は吹き出した。
偉槻がどういう人だって!?
遠慮なく笑い転げる誓耶を、茉理子はまたヒステリックに怒鳴りつけた。
「なに笑ってんのよ!」
だって、だってだってだって!
知ったような顔をしてふざけたことをぬかすから。
「要するに、愛してるって言われたことないんだ?
ってことは、偉槻はあんたのこと好きじゃないかもね?
よーく考えてみたら態度が冷たいなんてことない?」
「あたしにはわかってるの。
偉槻がどんだけ冷たくっても、あたしを気にしてるって。」
「馬鹿だろお前。」
はんっと鼻で笑った。
大丈夫かよ。
偉槻、わかったよ。
茉理子は確かにあんたに付きまとってる女だ。
なんにも偉槻のことわかってない。
…そのくせにわかったような口を利かれると、あたしムカつくんですけど。
「偉槻は了承してんのかよ。」
してたらあたしの存在はなんなんだ。
「好きって、言われたことあんの?」
茉理子は一瞬怯んだが、髪を掻き上げて言った。
「言われたことはないわ。
偉槻ってそういう人じゃない。」
思わず誓耶は吹き出した。
偉槻がどういう人だって!?
遠慮なく笑い転げる誓耶を、茉理子はまたヒステリックに怒鳴りつけた。
「なに笑ってんのよ!」
だって、だってだってだって!
知ったような顔をしてふざけたことをぬかすから。
「要するに、愛してるって言われたことないんだ?
ってことは、偉槻はあんたのこと好きじゃないかもね?
よーく考えてみたら態度が冷たいなんてことない?」
「あたしにはわかってるの。
偉槻がどんだけ冷たくっても、あたしを気にしてるって。」
「馬鹿だろお前。」
はんっと鼻で笑った。
大丈夫かよ。
偉槻、わかったよ。
茉理子は確かにあんたに付きまとってる女だ。
なんにも偉槻のことわかってない。
…そのくせにわかったような口を利かれると、あたしムカつくんですけど。