そばにいるのに..
プロローグ
『先生っ!!有紀ちゃんの容体が
――…急変しました!!』

周りでは看護師達が
バタバタと騒いでいる。


うるさく鳴り響く機会の音に
横で泣きじゃくる
お母さん―…。

体は苦しくて……
あぁ…あたしもう
死ぬのか...


ありがとう

お母さん、お父さん

みんな――…
それと..






ごめんね、誠…。


こんな弱い私を許してね…

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