そばにいるのに..
出会い
数年前――…

『ゆき、ずっと誠君と
一緒にいるぅ~!!』


夕方の公園、砂遊びしながら私は毎日
公園に来る男の子、誠君にそう告げた。

『じゃぁ僕がず―っと
有紀ちゃんを守ってあげる!』

『ありがとう!誠君大好き!』


けどすぐに誠君は
公園に来なくなってしまった。


誠君――…。
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