そばにいるのに..

が、しかし急に
恥ずかしさというか
照れというか
そんな気分にさらされる。

だって―…

“ずっと誠君と一緒にいる!!”
“有紀ちゃんを守ってあげる”

なんていう小さい頃に
言ったあのフレーズが
鮮明に浮かび上がったからだ。

どうやら照れてるのは
誠君も一緒の様で――…


『あっ――…あははっ、
なんか偶然だね』

顔が真っ赤に火照ってる。

< 23 / 121 >

この作品をシェア

pagetop