そばにいるのに..

『うん――…』
恥ずかしさのあまり
私はうなずくことしか
出来なかった。


……………。
沈黙が2人を包む。


すごい気まずい空気。

あ~っ!!私こういうの
なんかダメなんだよなぁ...

『あっ…じゃぁあの公園で
でっかい砂のお城作ったの
覚えてる!?』

『うっ―……うん!覚えてるよ!』

『あの時さ~途中から雨が
降ってきちゃったよな!』


けど誠君のフレンドリーな
性格のおかげで私達は
意気投合し、2人の結乃丘公園
での思い出話に没頭した。

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