そばにいるのに..

あっ葵ちゃんだ!!
誰か知らない女子に追いかけられて
走っていた。

『待ちな!葵!!』

その二人はやっていることは
小学生みたいだけど
凄く楽しそうだった。

やっぱり葵ちゃんには
友達がいて私に近づいたのは
誠に近づくためだったのかな?


ううっ……葵ちゃん。
なんか悲しくなってきた。

ドーーーン!!!!!

そして私に追い討ちをかける様に
葵ちゃんは私に思いきりぶつかり
なにも言わずにそのまま行ってしまった。

『うう…そんなぁ』
鞄をギュっと両手で握りしめ
去っていく葵ちゃんを見つめる。

< 85 / 121 >

この作品をシェア

pagetop