そばにいるのに..
あっ葵ちゃんだ!!
誰か知らない女子に追いかけられて
走っていた。
『待ちな!葵!!』
その二人はやっていることは
小学生みたいだけど
凄く楽しそうだった。
やっぱり葵ちゃんには
友達がいて私に近づいたのは
誠に近づくためだったのかな?
ううっ……葵ちゃん。
なんか悲しくなってきた。
ドーーーン!!!!!
そして私に追い討ちをかける様に
葵ちゃんは私に思いきりぶつかり
なにも言わずにそのまま行ってしまった。
『うう…そんなぁ』
鞄をギュっと両手で握りしめ
去っていく葵ちゃんを見つめる。