そばにいるのに..

やっぱり私は...
私は葵ちゃんにとって
ただの道具でしかないのか。

呆然と立ちつくすしかなかった。


トントン

誰かに肩を叩かれ振り向くと
そこには麻里亜ちゃんがいた。

『よかったー
有紀ちゃん探してたんだよー』

『えっ??』
私も麻里亜ちゃん待ってたんだけど…

『言っとくけど有紀さんが
私のいうこと信じてくれるまで
説得するからね!』

麻里亜ちゃん。
私のこと心配して....

この人は本当に優しい人なんだ。

この瞬間私は麻里亜ちゃんの
いうことすべてを信じよう
と決意した。

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