そばにいるのに..
『あのね...私、麻里亜ちゃんのこと信じてっ』
『おっ?
ゆきじゃん~』
言いかけた時耳障りな声が
飛び込んできた。
その声の主は…
げっ!今朝のギャル男!
確か名前が、え~っと
思い出せない。
『ちょっと慎二!
邪魔しないでよねー
しっしあっち行って』
と麻里亜ちゃんが
ギャル男に対して言う。
あっ慎二か。
思い出した。
麻里亜ちゃんもやっぱり
誠達と同じ中学校のため
この人のこと知ってる様だ。
『なんで俺がお前に言われなきゃ
なんねーんだよぉ』
慎二は口を尖らせ...