夏恋―NATSUKOI―
「なに~♪」

ほらね?

私は一人で砂浜を歩き、海の家の宣伝をしていた。

すると…



「ねぇちゃん一人?」

いかにもガラの悪そうな男が二人現れた。

私を舐めまわすような視線で見ているのが、とても気持ち悪い。



「宣伝してんだ?暇でしょ?俺らと遊ぼうよ」

「ごめんなさい、仕事なので…」


私は走って逃げようとしたけど、一人の男に腕をつかまれた。


「逃げないでよ~」

「イヤッ!!」


思い切り手を振り回すと、男の肩に思い切り当たった。

「あっ、ごめんなさ…」

「いってぇ…おい、何してくれんだよ」

< 12 / 35 >

この作品をシェア

pagetop