溺愛女神様―青空の瞳―

やっとのことで帰ってきたヨルの店“ギルド”

しかし、中が異様に騒がしい。

そのことにヨルは明らかに不機嫌そうにシワを深く寄せている

「おい!くそオヤジども――」

怒鳴りながら店に足を踏み入れるが、入り口付近でその歩は止まった

後ろにいたレイは何故だろうと思い、ヨルの肩越しに中を覗く

レイは中の様子に目を丸くさせ、思わず“あ…”と声をもらした。
同様にヨルも目を丸くさせて同じものを見ている


「エド!!こんなところで何やってるの!?」


そう。中にはバルドと一緒になって酒を飲むエドガーの姿があったのだ

レイの声に反応し、エドガーは振り向く。そして次の瞬間には自分の腕の中にレイをおさめた

「レイ!ずっと心配してたんだぞ!無事なんだな?」

抱きしめられたことに戸惑うレイを余所にエドガーは腕の力を強めながら無事を確かめる

その様子を見ていたヨルは仏頂面でエドガーの腕を掴む。
腕を掴まれたエドガーもまた不機嫌そうにヨルを見遣る

「何だ?お前は?」

「俺はこの店の店主だ。入り口で立ち止まられちゃ困る」

バチバチと火花が飛び交う二人に挟まれるレイは首を傾げて彼らを交互に見遣る

「おい!ヨル!やめねぇか。王様に失礼だぞ?」

バルドはそう言いながら酒を呷る。先程まで酒を呑ませてた自分は失礼に値しないのか、ヨルはバルドに視線をやる




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