溺愛女神様―青空の瞳―
「バルド、酒美味かったぞ」
エドガーは向き合い、機嫌よくバルドに礼を告げる
その頬は酒の効力か、うっすらと赤い
「いいってことよ!いやぁ〜、まさか王様と呑める日が来るなんてなぁ」
ガハハと笑うバルドを見ながらヨルはまたツケが増えた、とため息を吐き出した
「では…レイ。そろそろ行くか」
エドガーがレイの手を握る。
「え?どこに?」
「みんなレイのことを捜している。そろそろ一度戻る時間だ」
予め打ち合わせていた集合時間がある
恐らく、自分たち二人を待っているだろう
「え!?うそ!悪いことしちゃったな…」
自分が迷子になったせいで楽しむどころか、無駄な労力を使わせる羽目になってしまった
後で、絶対謝ろう―――土下座でも何でもして
「あの皆さん、ありがとうございました!」
お世話になったギルドにいる人達に頭を下げる
「いやいや!俺達こそ楽しい時間が過ごせたよ!ありがとよ!」
バルドはそう言って、またいつでも来いと笑った
「ここは俺の店だ。何勝手なこと言ってやがる。ばかオヤジ」
ヨルはため息交じりに突っ込む。そして視線をレイに向ける
「お前が来たいなら来ても構わない。」
照れ隠しなのかヨルは目を逸らしながら言う