君を想う
「・・・麻美には 俺が居るだろ?」


お兄ちゃんは 私の前に座った


そうだよ・・・


私はお兄ちゃんを選んだんだ


迷う事なんて ないじゃない・・・


私は立ち上がった


お母さんに・・・酷い事言っちゃったな


あと 咲帆ちゃんにも・・・


せっかく心配してくれたのに・・・


「・・・私 学校戻るね?」


「大丈夫か?」


「うん・・・」


学校に戻った


咲帆ちゃん・・・怒ってるかな?


そんな事を考えていると


学校に着いてしまった


上履きに履き替えて 廊下を歩く


まだ・・・休み時間かな?


何人かの人が 廊下に居た


教室 行きづらい・・・


「麻美?」


振り返ると 咲帆ちゃんが立っていた


どうしよう・・・


謝らなきゃ


「・・・さっきは ごめん」


私は 俯きながら謝った


許してくれない・・・よね?


「何言ってるのよ? 気にしてないよ!」
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