君を想う
---朔哉side---
やっぱり悲しい顔をしていた
でも・・・これも麻美の為なんだ
わかってくれなくても
別によかった
叩かれた頬が痛い
学校を出て 校門に向かった
「倉崎君」
声をかけられた方を見ると
麻美の兄貴が立っていた
「・・・どうも」
「ちょっといいか?」
少し怒っているように見えた
俺は 兄貴の後ろを歩く
どこまで行くんだ?
「・・・麻美に酷い事
言ったんだって?」
「・・・」
もしかして 聞いたのか?
「俺は 君とあの子の為だと
思って身を引いたんだ
同情とか・・・そんなんじゃない」
「俺は 麻美の事・・・
迷惑だったんです」
思ってもいない事を言ってしまった
「どうしてそんな事言えるんだ?
麻美を傷付けたら・・・
俺がもらうから」
やっぱり悲しい顔をしていた
でも・・・これも麻美の為なんだ
わかってくれなくても
別によかった
叩かれた頬が痛い
学校を出て 校門に向かった
「倉崎君」
声をかけられた方を見ると
麻美の兄貴が立っていた
「・・・どうも」
「ちょっといいか?」
少し怒っているように見えた
俺は 兄貴の後ろを歩く
どこまで行くんだ?
「・・・麻美に酷い事
言ったんだって?」
「・・・」
もしかして 聞いたのか?
「俺は 君とあの子の為だと
思って身を引いたんだ
同情とか・・・そんなんじゃない」
「俺は 麻美の事・・・
迷惑だったんです」
思ってもいない事を言ってしまった
「どうしてそんな事言えるんだ?
麻美を傷付けたら・・・
俺がもらうから」