RED×HEAVEN
それにしても、どうしたものか。



あの曲がり角が消えてくれればいいんだが…



無理だよな。



と思ったのは束の間。



次の瞬間には曲がり角は消えていた。



は?



え?



何?



文字通り、曲がり角は消えた。



しかも、警察官は曲がり角が消えた事になんの違和感も持っていないように見える。



当たり前の様に曲がり角があった場所を通過し、少年に近づいた。



「お前、高校生だろ?タバコ没収な」



思ったよりはガミガミ言わなかったが、とにかく少年を叱り、タバコも没収している。



今の俺にはそんな事はどうでもよかった。



何で道が消えた?



え?



俺がやったの?
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