RED×HEAVEN
俺がメラメラと闘志を燃やしていると、突然、側頭部に激痛が走った。



頭を押さえながら慌てて隣を見ると、マユさんがものすごく冷たい目で俺を見ていた。



「嫉妬は見苦しい」



え、いや、っていうか…



「もしかして、殴った?」


「うん。グーでね」



おかげで目が覚めたのも確かだが、ルナの様子が少しおかしい事にも気がついた。



フラフラしているのは、酔っているせいではないのではないか。
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