RED×HEAVEN
「ねぇ、なんか様子おかしくない?」



マユさんも気付いたようだ。



「やっぱり、おかしいよな…」



俺は動揺していた。



ルナがどうしてあんな事になっているのか、薄々だがわかりつつあったから。



次の瞬間、疑惑は確信に変わる。



「薬…だな」



マユさんのその断定的な発言で、俺は思い出した。



この人が、昔荒んでいた事を。
< 51 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop