RED×HEAVEN
「マユさん!薬やったらあんな風になるのか?!あんたならわかるだろ!知ってるだろ!」



俺はマユさんの華奢な両肩を鷲掴みにし、体を思い切り揺さぶった。



「あんな風になるね。アレはやっぱり酒じゃない。…あれ?ちょっと待って…。アイツ…」



ルナの隣にいる男が気になったようだ。



「アイツ…知ってるの?」



とにかく俺は必死だった。



何でもいいから情報がほしい。



マユさんの表情は険しい。



悪い予感がする。
< 52 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop