蝉恋

夏がやってきた

夏のにおい、温度、刺すような日差し

どれもが初めてでとても愛おしい

私は外に出た

誰かはわからない

だけど出会うために

私を見つけてもらうために

力の限り叫ぶ

ここにいる、私はここにいる

そうして私は唄いつづける

もし見つけることができなくても大丈夫

誰かに私の想いを受け継いでもらうだけ

私がされたように

そうして唄い続けていく

そう見つけるまで何度でも











蝉恋  

おわり



















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