幼なじみは俺様彼氏
◎楓



あたしの声なんか関係なく時間は過ぎる。




ついに、明日は奏汰が行ってしまう日。





あれから、奏汰はずっと家にいてあたしを待ってくれてる。




嬉しいよ?




でも…あたしのせいで洸輔たちと気まずくなったんでしょ?




奏汰に言っても、気にすんなって言われるだけだった。




やっぱりあたしは何も言ってもらえないの?





「楓、次行くぞ。」




海クンに呼ばれて慌てた。




海クンはあたしの仕事に付き合ってくれてる。





いつも通り話してくれる。




いつまでたってもこの状況に慣れないあたしは、手より先に口が動く。




でも声が出なくて。




イライラする…。





あたしはそれを制御出来ない。





あ…ヤバイ…。




「ーーっ!!」

「楓!!大丈夫だから…。」




止まらない。




コンクリートを蹴って殴って。





しばらくしたら落ち着くんだ。





『ごめん、海クン。』

「気にすんなー。よし、行くぞ!!」





海クンの車に乗って移動した。





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