雪の中の幸福
会いたい人・・・



~次の日~

少女が妙な人形を持ちながら道の真ん中で亡くなっている姿が発見された。
原因は凍死、少女は笑っていてとても幸せそうな顔だったと言う。


警察が死体を運ぶ様子を屋根から見物している人達がいた。

「あ~あ屋敷さへ出なければもっといい夢見れたのにねぇ。」
カッパを着ていた女の子が言う。

「しょうがないんじゃない?早く出ていってくれた方が仕事ははかどるし、」
大人の女性が言う。


「でもさ、でもさ、あれだよな人間どもの会いたい奴ってのに会った時の喜びようっていつ見ても爆笑するのな。」
いかにも悪ガキの男の子が言う。

「それはお前が鬼畜なだけ」
今度は冷静そうな男の子が言う。


「しゃーない、しゃーないだってこれが「「「「死に神の仕事だしぃ」」」」









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