自伝
夜の仕事だけでは暮らして行けない私は、昼間に派遣で新宿の貿易会社の経理をしていた。


悟史さんは店の人なのに、私には良く気を使ってくれてた。

もう、お金がないから用済みなのかな…

遠回しに…そう言ってるのかな…


「いいから!今日は帰っとけ」


「う…ん」


「真っ直ぐ帰るんだぞ!」


仕方なく帰る事にした…


1時間半後に自宅に到着した。


シャワーを浴びて、テレビを付けた時には早朝番組が始まってた。


手帳のスケジュール欄に家庭裁判所を書き込んで気が付いた

「あれ?今日って派遣入ってないじゃんなんだぁ…じゃあもっとゆっくりしとけば、良かった!」


『ピンポーン』


「えっ?」


インターホンを取り

「はい?」


「新聞屋です」


「えっ!?新聞は結構です」


そう言って、インターホンを切った。


『ピンポーン』


「何!?」


また、インターホンを取り


「あの…新聞でしたら、本当に…」


「せっかく、浦安から来たんですから、開けて下さいよ」



・・悟史さん!?・・
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