優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あたしは大雅を適当にあしらって玄関まで行った。


なぜか大雅までついて来てるし…。


なに?見送りしてくれるつもり?





「雪穂」


「なに?もう時間な………」





キャミのワンピースをきているあたしの胸元をずらしてキスをしてる大雅。


なんなの?



痛っ…!!




一瞬チクッと痛みを感じた。






「何してんの?」


「あんま遅くなるなよ」


「うん」





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