チューリップ
♪着信 亜美 ♪

携帯の着信音が流れる。

私は受話器を手に取る。「はい、もしもし亜美ィ?」

「あっ希?」相変わらずの明るい声。何か良いことが立て続けにおきたのだろうか。
「うん。」
「今日合コンあるんだけど人数足りないから希来ない?」いきなりの用件に戸惑った。

私は少し悩んだ。この点数じゃ勉強しなきゃいけないけど、でもする気おきない。
それに、暇だし。(勉強してれば暇じゃないけど、、。)

一日くらい気分転換、いいよね!!

「分かった!!行く。」私は答えを決めて亜美に伝えた。
「そっか。じゃあ今夜7時から喫茶プエルテで。じゃねっ!」一方的にきられる電話。

思えば合コンなんて今回が初めてかも!?どうせ私は人数合わせ。言えば残り物みたいなものだ。

時計の時間を見る。『6時30分』だ。

ヤバっ。あと30分しかないんだ。早く用意しなくちゃ。

ヘアアイロンで髪をカールにする。制服からドレスアップしたりメイクをしたり。

結局家を出たのは6時50分。あとは喫茶プエルテへの道を急いだ。

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