ダブルハーツ


「今の見てた?」


正直にコクンと頷いた。


「恥ずかしいところ見られたかな」


「お母さんが病気になったのは、アサトのせいじゃ――」


肩に掛けてたタオルが、床に落ちる。


「ありがとう……一緒についてきてくれて……」


ドクンッ!
突然、アサトの大きな胸が私を抱き寄せた。
抱き締められるのは、はじめてじゃないのに体が硬直する。 決して嫌なわけじゃない。
嬉しいの……
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