かけがえのないキミへ
そのキラキラとしたモノは、ふわふわと自由に遊び、遊び疲れたのか、儚く消えていった。
遠くから私は綾音を見つめる。
綾音…もう辛い思いさせないから…
『綾音…』
両手に荷物を持ったまま、綾音がいる場所まで向かった。
浜辺は上手く歩けない。だけど綾音が心配で、急いで向かう。
『綾音?ごめんね、待たせちゃったね…』
綾音に笑顔を見せて安心させる、綾音は私を見上げて笑顔を見せてくれた。
私は綾音の隣に座って、地平線に沈む夕日を見つめた。
『綾音…これからは…お母さんと二人で生活しましょうね?』
綾音を見ずに夕日を見ながら私は言う。
綾音を見てしまったら涙が出そうだったから。
隣では綾音が泣いているとも知らずに…
ふと綾音を見ると綾音の頬を涙が伝っていた。
夕日色に染まった涙が。
綾音はもう…失っていた。
声を─…