かけがえのないキミへ
それなのに梨花は俺を応援してくれるの?
そう思うとすごく気持ちが楽になる。
傷つけたのに、梨花は俺の背中を押す。
ごめんね、
謝りの言葉は必要ないのかもしれない。
謝りの言葉を言ってしまうと、梨花が辛くなってしまう。
俺も辛くなってしまう。
だから、この言葉を贈ります。
『泣いたときは空を見上げろ!!さんきゅ!梨花!』
俺は大きく手を振って、学校から出て行った。
遥斗さんの言葉は今でも俺の支えになっている。
今は泣きたい気分じゃないんだ。
今は笑いたいんだ…
俺は空を見上げて、笑顔を見せる。
俺に応えてくれるように、太陽は輝きを増した。
そして俺の体は竜也の家へと向かう。
一歩、一歩、進む度に、鼓動の速さが速くなるのが分かる。
電話のときより緊張しているのだ。
『大丈夫、素直に…』と言い聞かせていると、あっという間に竜也の家に着いてしまった。