かけがえのないキミへ


『やだ!待って…今日は一緒にいて?お願い…』


梨花は俺を涙目で見て、俺を引き止めた。
梨花の細い腕はしっかりと俺を包み込んでいて、俺は身動きが出来ない状態だった。


『梨花…俺…』


もう、やめにしたいよ。こんな関係も、なにもかも。
綾音のメールを見て思ったんだ。
こんなことを続けてられないって。



『だめ!怜はあたしの彼氏なんだから、ずっと一緒にいてよ!!』


梨花の体に巻きつけられていた白いシーツがはらりと落ち、梨花を無の姿にさせた。


女の柔らかい肌が俺の体を包み込む。


『梨花、ごめんけど…』

こう断っても梨花は一向に俺の体を自由にはしてくれない。

そんな時、床に落ちていた俺の携帯がまた音楽を奏で出した。
黄色のランプがパカパカと光放つ。


綾音かもしれない。
俺はさっき綾音からきたメールに《また会いたい》と送信をしていた。




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