another story
「さゆりちゃん?
起きてる?遅刻するわよ。」

声の主はおそらく“大谷さゆり”のお母さんだろう。

「はい、今行きます。」

私は焦って返事をし、そばにあったクローゼットから制服を探し出して着替え、部屋を出た。
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