君に恋した瞬間、
杷仔・・・それはどういう意味?
俺に、何を求めてる?
「俊平もあたしの事、面白い奴ーとか変な奴ーとか思ってんの?あたし、どういう風に見られてるんだろー」
俺の勝手な考えを遮ったのは杷仔。
意味がまるで別のもので、変なふうに考えていた自分が恥ずかしく思えた。
確かに、話の流れからすれば・・そういうことになるな・・・。
あー、もう俺はなんて恥ずかしい奴なんだよ・・!
「ん、えっと・・まぁなんつーか、和希先輩の言ってる事は分かるな」
慌てて、先輩の意見に同意する。
本当は、素直で周りを巻き込むように元気で明るくて・・太陽みたいだけど・・・。
いえねぇーよ・・・俺、素直じゃないからさ。
「そんな~・・あたしそんな風に普段見られてるの!?やだ、やだ、やだよー!」
「あ、いや。なんつーかそのな!」