恋愛同盟

03

【美緒 Side】




「おはよ」



「…はよ」



半分閉じかかっている眠たそうな目を瞬かせて、隼人が僅かに返事をする。



結構朝に弱い隼人。



なのに毎朝学校の日には迎えに来てくれる。


なんだかそれに、自然と口元が緩む。


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