君日和



葵は自転車の後ろに横乗りして

和弘の腰に手を回して来た。


普段は跨いで乗るから、腰に手を回す事も横乗りする事もない。

しかし、浴衣だから、そういう訳にもいかなかった。

和弘には、全てがいつもと違って見えた。



葵を乗せて学校に向かう。

案の定、皆は既に集まっており、二人待ちだった。


「おせーよ」

「ごめん、ごめん。葵の支度に時間かかってさ」

「ごめーん」



合計人数、和弘と葵を含めて6人。

男3人に女3人。

それぞれ、女の子は男の子の後ろに横乗りをしていた。



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