【完】君だけにみせるMyReal
「気安く触らないでよ」
「なにツンツンしてるの?今二人きりなんだし、あの時みたいに甘えればいいじゃん」
そう言って七海は、外の水飲み場でバシャバシャと頭を洗い始めた。
「・・・・・・ねえ、七海」
「何?」
七海は濡れた髪の毛をワシワシとタオルで拭って、タオルを頭にグイっと巻いた。
「本当の七海は・・・どっちなの?」
「本当の俺?」
「私のあの時の言葉聞いちゃったから、無理してるだけなんじゃないの?本当は甘えられるの好きじゃ・・・ないでしょ?」
「・・・・・・なんでそう思うの?」
「だって、海で会った時だって、今日だけ俺に甘えてみないって言ってたじゃない?今日だけって。私に合わせてるんでしょ?」