【完】君だけにみせるMyReal

「ああ、そういうことか。そんなことで悩んでたの?・・・・・・大沢先輩やっぱ可愛い」


七海はそう言って少しだけ濡れた手で、私の髪の毛を撫でた。


「まあ、最初は軽いナンパのつもりで、今日だけって言ったんだけどね。今日だけって言われると、まあいっかって軽い気持ちにならない?甘えやすかったでしょ?」


「うん・・・確かにそうかも」


「そう・・・そうだったんだけどさ」


七海が恥ずかしそうにおでこをポリポリと掻いて、私をジッと見つめた。


「大沢先輩。俺も先輩と同じなんだよ。みんなに本当の自分隠してるんだ」


「え?じゃあ・・・・・・」


「そう。本当の自分は大沢先輩に見せてるこっちの七海」


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