-呪歌-
「うん・・・何か童謡みたいな・・・小さい子が自分で作ったみたいな感じで・・・
そう、確か・・・
♪とーうさーんもーうすーぐかえって・・・」
と、晴海が歌を口ずさみ始めたその時・・・・
♪とーうさーんもーうすーぐ・・・
他の四人のすぐ耳元で、例の歌が聞こえ始めた。
「きゃぁっ!何この歌!!」
「何だよコレ!」
他の四人が口々に騒ぎ出す。
♪だーれがころしたー
だーれがころしたー
「・・・ひ・・人殺しの歌?」
陽子がつぶやく。
「やばいよ・・・ここヤバイよ!!
早く戻ろうぜ!!」
信二の叫びに堰を切ったかのように、皆走り出した。
呆然としている晴海に陽子は声を荒げた。
「晴海!帰るよ!」
「う・・うん」
・・・・ァイ クスクス
誰も、駆け出す晴海の後ろでしたか細い声に気づく物はいなかった。