-呪歌-
それから一週間が経った。
問題に答えられなかった信二だったが、事故に遭ったり、危険な目に遭う事はなかった。
その間に武が、続いて陽子と美咲、そして再び信二が。
これで一通り全員霊が出現して、歌となぞなぞのやり取りをしている事になる。
「どうやら霊が出る順番や、出現頻度っていうのは決まってないみたいね。」
学食で昼食を食べながら、他の四人に向って陽子が言った。
いつもは武と二人きりで昼食を取る事が多かったのだが、例の事件が起こり始めてからは、関係者五人集まっての情報交換の場となっているのだった。
「私また昨日出たわよ・・・」
晴海がいらついた表情ではき捨てる。
「もう嫌だ・・・私これで三回目よ。
何で私ばっかり・・・」