ナンパ男との恋 1巻
「明日、俺が仕事行くついでに春菜送るけど
7時くらいで 学校間に合うか?」

「あ、うん。大丈夫」


歯磨きをしながら
布団に入った時の妄想が膨らむ。

暗闇なら 裸見られても
恥ずかしくないんだけど・・・

その前に・・・

痛いんだよね・・・

どうしよう。

ガマンできる痛さなのかな・・・

そんな事ばかり考えてる私は
完全に 妄想女・・・






「ほら、寝るぞ」

いよいよ・・・
恐る恐る布団に入ると
輝樹の匂い・・・

「あ、忘れてた。」

そう言いながら
私の顔に 輝樹の顔が
覆いかぶさった。

「ん・・・ぅ・・・
ふ・・・」

「おやすみのキスくらい
させてもらわないとな。
そんじゃ、朝 起こして?」

「あ、うん。おやすみ・・・」

ガッカリしたような
安心したような・・・

けど、やっぱり
正樹くんの時とは 比べ物にならないくらい
キスだけでも 本当に気持ちが良い・・・

キスが気持ち良いなんて

・・・私って変態なんだろうか。





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