僕の天使に贈る唄

その女の子は何も言わず
俺の元へやってきて、

そしてやっと口を開いた。




「あのねユナね、
ミオちゃんに頼まれたの」



このコの名前は
ユナと言うらしい。

5歳くらいだろうか?




「美音に?」




「うん!


“旅行にいってるあいだ
そおのこと見ててあげて!

さみしがりやだから。”


っていわれたから
みにきたんだぁ♪」




余計なことを・・・
とも思ったが、


同時に嬉しさもこみ上げた。




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