甘めな年下くん☆
「ちょっと、来て?」
グイッと引っ張られる。
細い那智からは想像できないくらい強い力。
え?なんで???
『ガラッ』
あたしが入れられたのは、さっきまで2人がいた資料室。
「は?何で...未奈ちゃん待たせてるの!出して?」
那智は、しっかりと扉を閉めると
二コリと微笑んだ。
「さっきの話、聞いてた?」
「.....聞いてないって!」
「嘘だよね?僕、見てた事知ってるよ。途中でトイレに行った事も。」