もっと、生きてほしかった……



「フフっ
ありがとう。蒼。
とっても頼もしいわ。

将来は私だけじゃなくて、
他に困っている患者さんたちも助けてあげるのよ?」




そんなの姉貴に言われなくても分かってる。



僕は、姉貴と同じ病気にかかっている人みんなを助けるんだ………





必ず―――!



「分かってるよ。
姉貴と同じ病気の人たちを治すんだ!」



「ホントに優しい弟ね。
私はどんなときも蒼の味方よ?

だから、絶対に諦めないでね。

将来後悔しないように……。」




“後悔”………?


何で、姉貴まで………


僕は絶対に医者になるんだ…!


姉貴を助けられる、
優秀な医者になるんだ…!!





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