インターン・シップⅡ

何も言えず、何て言っていいかもわからず…ただ黙ってコクン…と頷いた。


頷いて、目が逸れたから千ちゃんの表情は分からなかったけど…フッて、いつものように柔らかくて優しい微笑みを浮かべてるんだろうと思った。


その証拠に「ちゃんと話せば、誤解が解ければ…分かってくれるよ」…そう言ってくれたから。


だけど私はその言葉の意味を深く考えるより前に「…え?」っと口から出てしまった。


「サツキの大事な人なんだろ?

“もう2度と恋はしない!”とか言ってたお前の心を動かしたぐらいの人だしな。


俺たちの関係を話してちゃんと理解してもらえ。

まぁでも…複雑だからな…。難航しそうなら俺らから話したっていいぞ?」


千ちゃんのその言葉に目を見開いて驚いてしまった。


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