インターン・シップⅡ
「…千ちゃん??
ダメだよ、そんなの。
ここに置いてもらう時に約束したじゃん!
他言無用だって。
それぞれの事情があって、プライベートなことだからって!」
もたれていたベットから身を起こし、必死になってそう訴えた。
まただ…。
また私のせいで、均衡が崩れようとしてる。犠牲を払おうとしてる…。
パーティーに行くって言ってしまったから普段仲の良い社長と蓮司さんは揉めた。
それでもパーティーに行ってしまったから…久しぶりの再会の最中、社長は不機嫌なままだった。
いつも……私が原因。
もう…嫌なのに。誰かの足ひっぱたり、迷惑かけたりお荷物になるのは…嫌なのに…。
押し込めてた感情が溢れてしまいそうで、ギュッと下唇を噛んで悔しさを耐えた。