インターン・シップⅡ

3人でタクシーに乗り込み、向かったパーティー会場は誰もが知ってる有名ホテルだった。


しかもそこのワンフロアを貸切れちゃう程のすごさ。


仲間内のパーティーって言ってなかった!?

畏まった席じゃないって言ってなかった!?


…思わずそう心の中で突込まずにはいられなかった。


予想外の規模の大きさに呆然としていたら


「さぁ、お嬢さん。参りますよ?」


ジュンさんがそうおどけて自分の腕に手を絡めるよう促した。


だからジュンさんの右側にリカさん、左側に私。…その妙な構図にクスクス笑いながらロビーを潜った。


すると、会場前に何人かが集まって談笑を楽しむグループが目に入った。


「あ、いたいた!」


ジュンさんはそう言うと私たちを連れてそちらに向かって歩き出した。


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