好きで好きで好きでxxx


「で?」

「え?でって何?」

「だから、さっきお前が怒ってた理由」
「・・・別に大した事じゃない」
「大した事ないなら言えよ」

だんだん、こっちに近付く遠野

さっきの怒りがまた来る

今日はデートのはずなのに
こんな時まで女の子と・・・・ッ!!

「ちょ・・・こっち来ないでよ」

顔をそらす

「だから、何で顔反らすんだよ」
「別に・・・」
「何にもないならこっち向け」
「嫌」
「何でだよ!」
「遠野見たくない」
「は?!」

うわぁ・・・
言っちゃったよ

でも言える訳ないじゃん
私が嫉妬深い女だって事。

嫌われちゃうかもしれないから・・・・

「遠野・・・さっきの事は本当に何でもないからさ。
 気にしないでね?」
「・・・」
「遠野?聞いてるの?」
「・・・」

遠野は黙り続けたまま
部屋には重い雰囲気

気まずい・・・

「遠野?どうかしたの?」
「・・・」

無視

「遠野っ!」
「・・・」

無視

さすがの私もぶちキレる

「あんたいい加減にしてよ!
 さっきから何なのよ!」






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