*甘いキスを君に*




「ねぇねぇ、そこで何してるん?俺らと遊ばへん?」


突然、知らない人に声を掛けられた。


「その制服……見たこと無いな。君、どこから来たん?」


「東京…です。」


「へぇ、そんなんや。じゃあ俺らが大阪案内したるわ!!」


男達があたしの腕を掴んできた


「嫌、やめて!放してっ」


「そんな、遠慮せんでもえぇんやでぇ♪」


グイグイ引っ張られていくあたしの腕。


「ちょっと!!止めて」


必死に対抗するけど、男2人になんて、勝てるわけない。


「楽しいことしたるから。」


もう、駄目だ。



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