*甘いキスを君に*
「お、抵抗せぇへんの?俺らと行く気になったんか。
じゃあ行こか。」
「………。」
もうどうでもいい。
そう思った……
その時、
「てめぇら、コイツになにする気?」
突然聞こえた声。
この声は……
「……蒼堵?」
顔を上げると、そこには蒼堵の姿があった。
「何って、今から大阪案内してあげようと思って♪」
蒼堵は男2人を凄い目で睨む。
「何やねん。睨むなよ……」
「放せよっ!!」
突然の蒼堵の怒鳴り声に、男2人も、あたしもビクッとした。
「まぁ、いいや。んじゃねぇ」
そう言い捨てて、男2人はどこかへ消えていった。