魔王に捧げる物語
イオは長い息をつき、瞼を閉じる。
たくさんの思い出が走馬灯のように駆け巡り、恐ろしくなったが、意思を強く持つ。
やがて、
ゆっくりと開かれた開かれた瞳は澄んだ空色だった。
「行きます。
私は、私もやらなければなりません。
魔王様に頼りきるのではなく、責任でもなく。
自分も、世界を守りたいのです!」
彼は、
クラウディオにとても似ている。
外見じゃなくて、その素晴らしい思考が。
力に頼らず、自身で努力し最善を尽くそうとする意思。
ニルが好む人間だ。
自分を当てにするのではなく、自身の力で道を開き。
希望や明るい未来を築く上で彼の意思はとても好きだ。
嘆きや呪い、愚痴もなく引き受けるという精神。
すべてが好ましい。