ラブシチュエーションアイツが弟?
ま。

相応しいとか言う前にさ、

付き合いも保留だし?

どーなるかわかんない……よね。




みんなで透が作ったご飯食べて、騒いで、まったしてる間にあっという間に夜になった。

自分たちだけの空間。

親もいないし、みんなで好き放題やって、すごく楽しいひとときだった。





「透~、腹減った。なんかねぇの?」

散々ご飯食べて、お菓子食べたくせに、大和がそんなコト言い出した。

「ちょっと、大和? パシリは2学期からでしょ~。ちょっとは遠慮しなさいよね」

「るせーな。元々みちるのウチじゃねーじゃん、ココ」

あんたのウチでもないっつの!

私が大和に文句言おうと思って立ち上がったら、

透も一緒に立ち上がる。

「んなコトで熱くなんなって……。大和、フルーツあるから食う?」

「おうよ。さすが透! 悪いな」

大和は透に照れ笑い。



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