ラブシチュエーションアイツが弟?
「みちるがさー、心配……」

「心配ってなにが?」

私は大和の将来のが心配だよ。



いつになく、真剣な表情の大和。



「透とふたりで大丈夫かな~って」

「だ……から、そういうコトはしませんから~」

ハズかしいな~もぉ。

大和はそういうコトばっか言うんだから。

「いや。そんなんじゃなくてさ。……ま、いーや。

なんかあったらオレに相談しろな? ルミより頼りになるぜ」



チャラチャラ頼りない大和が、マジメな顔してそんなコト言うもんだから

思わず吹き出した。

「……ぶっ。大和に頼るぐらいなら、自分で考える~」

「……ははっ。ま、そりゃそ~だ?」




大和もすぐにおチャラけて、急にいつもの大和に戻ったんだ。

だから、

そんな深く考えてなかった。




大和の言葉の意味も……

自分の気持ちも。





そして……

透のホントの気持ちも。





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