¥時給1000万円


「…では、順位の発表でーす!」

いろんなことを考えているうちに投票結果は終わっていた…


またこの中の誰かの命が犠牲になる…




「………1位!……………………………佐田!!」


「…え?」
皆が動揺した。


1位は二葉………誰もがそう考えていた。


偶然にも隣で繋がれていた二葉の表情は良いものではなかった。

いつもより彼の顔には凛々しさが伺えなかった。




……なにか歯車が狂い始めている…………




永井は静かに目を閉じ、感じとった…。



続く2位が二葉だったものの、従業員だけではなく一部の客さえもザワザワとしていた。
佐田も何かしら眉間にシワをよせて深く考えていた。



6番テーブルの男、12番テーブルの男さえ驚いている…





永井は二葉のこと、さらに大島のことが頭から離れず自分が4位に入っていたことも、新津という従業員が『クビ』になっていたことも気付かず、いつの間にやら鎖から解かれていた。

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